脳疾患
掲載日:2016.09.27
埼玉県
小脳橋角部髄膜腫
60代男性 耳鼻科初診
障害種別 | 肢体の障害 |
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病名 | 小脳橋角部髄膜腫 |
認定結果 | 障害厚生年金2級 |
都道府県 | 埼玉県 |
その他 | 耳鼻科が初診 |
平成25年5月頃、めまいで発症し7月に耳鼻科に受診した。
過去に脳梗塞の既往があったこと、難聴で大学病院受診歴があることから、耳鼻科より同大学病院へ紹介。その後の精査で左小脳橋角部に腫瘍があることが確認され、手術。
運動失調が残存したためリハビリテーション病院へ転院。退院後、障害年金請求を検討してご相談いただく。
坂田の意見・感想
労務を専門とする社会保険労務士の方よりご紹介いただきました。ご面談前の情報では、残存した顔面麻痺についてお悩みとのことでした。
お会いしてお話を伺いましたが、発語は可能で咀嚼についても若干時間はかかるものの常食を摂取でき、当初は障害年金請求は難しいと考えました。しかしもう少しお話を伺うと、めまいがひどく、杖なしでは一歩踏み出した段階で転倒してしまうようなご状態とのこと。
ただご本人さまとしては杖を使用すればゆっくりながら散歩が可能で、それよりも顔面麻痺の方がより大きな苦痛であられたようでした。
しかしこれを障害年金に置き換えると逆になり、顔面麻痺での請求は困難ですが、めまいでの請求は十分検討できました。ご本人様の苦痛の大きさと請求すべき障害が必ずしも一致するわけではなく、ここが障害年金の難しいところです。
最終的に平衡機能の障害で障害認定日請求し、障害厚生年金2級とされました。
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