こころの病気
掲載日:2017.01.17
埼玉県
統合失調症
20代男性 就労支援施設から紹介
障害種別 | 精神の障害 |
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病名 | 統合失調症 |
認定結果 | 障害基礎年金2級 |
都道府県 | 埼玉県 |
その他 | 統合失調症,障害認定日請求 |
高校中退し、以後引きこもりの生活となる。平成16年頃不安感が生じ近隣のメンタルクリニック初診。統合失調症と診断され、翌日から精神科病院に入院。
退院後、大検受験し大学へ入学。その後卒業するが、この間も服薬の自己中断やストレスなどで容易に再燃して、入退院を繰り返す。
幻覚妄想状態となり、家を急に飛び出したり、母親を追い掛け回す等落ち着かないこともある。
通所している就労支援施設からの紹介でご相談となり、代理請求を受任。お母さまは、障害年金請求しようとしたこともあるがよくわからずタイミングを失っていたとのこと。
障害認定日に遡及して請求し、障害基礎年金2級が認められる。
坂田の意見・感想
就労支援施設からの紹介でご相談となりました。
やはりご自身、ご家族で障害年金請求を進めることは難しいことです。パワーがいります。以前手続きを進めようとしたが、うまくいかずにそのままになってしまったとのことでした。
受任後、遡及して進めようとしましたが、どうしても障害認定日から3か月以内の診断書が揃わず、4か月時点診断書での請求となりました。この障害認定日から「3か月」というのは、実は法的な根拠はありません。年金事務所等では受付を拒まれてしまうかもしれませんが、あくまで目安として設定されているもので、4か月程度であれば本件のように認められます。ただ5か月時点で再審査請求で認められなかったこともあります。
精神障害の場合、融通は利くものの、1か月から長くても2か月程度と考えるべきでしょう。
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