その他
掲載日:2017.10.19
埼玉県
肢帯型筋ジストロフィー
40代 男性 初診日不明
障害種別 | 肢体の障害 |
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病名 | 肢帯型筋ジストロフィー |
認定結果 | 障害厚生年金2級 |
都道府県 | 埼玉県 |
その他 | 車いす使用 |
献血時にGOT、GPTの上昇があり毎年の健診でも指摘されていたが、そのまましばらくの間、放置していた。
その後、健診を機に受診することなり、大学病院を受診。良性筋ジストロフィーと診断された。その後5年ほど受診せず、通院を中断していたが、健診結果が悪化したため他の大学病院を受診した。その後は転院先の大学病院を継続的に受診しているが、現在は車いすでの移動を余儀なくされている。
障害厚生年金の請求になるが、初診医療機関の大学病院受診は20年以上前であり、診療録が廃棄されていて受診状況等証明書を取得することができなかった。
坂田の意見・感想
初診医療機関となる大学病院には診療録が既に残っておらず、初診日不明な状況でした。やはり診療録の保管を5年とするのは短すぎると思います。長期にわたる傷病、治療法がない傷病などでは転院前の診療録がないことはめずらしくなく、また一つの医療機関に長いことかかると、それ以前の診療録は物理的に廃棄されてしまう事になります。こうしたケースは今後も一定程度あるものと考えられます。
こうした初診日の調査やその立証というのは、私たちが行うのとご自身で行うのとではかなり差があると思います。初診日の資料がまったくない中でも、初診日が認定されなければその方に給付は行われません。
今回は受付のシステム上に初診日と診療科(神経内科)が残っていたため、ハードコピーを初診日として提出し、そこが初診日として認定されています。
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